「コミュ力向上」事実と解釈の違いとは?区別が必要な3つの理由

あなたは常に「事実は何か?」を意識して仕事をしていますか?

①事実(Fact)ベースで話ができない人は信用されない
②事実は正しい判断を招く。解釈は判断をゆがめる雑音
③唯一のあるべき解釈は「事実に基づく想像力」

「事実」と「解釈」を区別していますか?

事実と解釈の違い

  • 事実(ファクト)とは、目の前で起きている事象そのものです。
    →ビジネスにおいては「定性的」よりも「データに基づく定量的な捉え方」が好まれます。
  • 解釈とは、事象の意味を、受け手の側として理解することです。
    →ここには受け手側の様々なバックグラウンドに基づく意味づけが入る余地があります。

実は多くのビジネスマンが苦手

私の経験上、これらを分けて話せるビジネスマンはせいぜい全体の3割。あとは事実と解釈がこちゃまぜで、突めていくと、「私が思うに・・・」とか「・・・のはず」という言葉が連発。私の中で話の信用性がガタ落ちます。というくらい、実はビジネスの世界でも区別が不得意な人間は多いということです。

なぜ事実(Fact)が重要になるのか?

ビジネスの世界では判断の正確さが命

ビジネスの世界では様々なタイミングで様々な判断を行います。経営にかかわる判断も多々あります。その時に、事実のデータに基づいた「根拠」で判断するのか、あいまいでその人の意味づけや「伝言ゲーム的要素」が入った「根拠的」なもので判断するのか、結果としてあるべき判断をを大きく左右します

「解釈が多い人」は信用されない

よって、解釈が多い、もしくは「伝言ゲーム」で話をする人間はビジネスの世界では信用されません。私にも多くの「信用できない同僚・部下」が存在しますが、常に私なりのフィルタを通して話を聞く必要があり、評価もできません。

【まとめ】重要なことは何か?

事実を掴む目・解釈を見抜く目を磨く

これはおそらく日常からの訓練にほかなりません。何でもデータで分析しようとする癖付けも大事な要素になります。加えて、自分が「判断する立場」になった場合を想定すれば、周囲の情報が解釈によるものでないかを見抜く力も同じくらい重要だ、ということになります。

唯一のあるべき「解釈」は「想像力」

ここでは、解釈が悪者になってますが、決してそんなことはありません。結構忘れられがちですが、ビジネスには「想像力」が必要だということです。これはこれで一つの解釈の形。
ただし、大切なことは、「事実に基づいてさらに発展的に想像を膨らまし、より良いアイデアを生み出すという思考プロセス」です。これは非常に高度なビジネススキルのため、別途特集をしたいと思います。

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