必読!「残念なマネージャー」を見極める4つのポイント

皆さんの上司は優秀なマネージャーですか?それとも、少し残念なマネージャーですか?
あなた自身はどうですか?そしてそれをどのようなポイントで判断していますか?

今回は、部下から信頼を勝ち取れない、いわゆる「残念なマネージャー」について、具体的な事例を挙げながら解説していきます。こうならないようにご注意を。。。


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残念(1) 上を向いて仕事をする
残念(2) 他責にする・逃げる
残念(3) 感謝や育成の観点がない
残念(4) ビジョンや夢がない

残念(1) 上を向いて仕事をする

1つ目は、かなり多くのマネージャーが陥りがちな残念ポイントです。
要するに「上司の顔色・動向だけを気にしながら仕事をする」ということです。

マネージャーというものは自分自身のチームを率いています。そしてそのチームの成果が最大化できるよう、様々なリソースや知恵を活用してチームをより良い方向に導きます。

ところが、、とあるマネージャー(例えば課長)が、さらに上司(例えば部長)に対して、自分のチームの状況も顧みず、

  • やたらとご機嫌取りをしてみたり
  • 部長の「気まぐれ」で発生したムダ仕事を「自分の評価」のために安請け合いしたり
  • 本来であれば部長に「進言」すべきことを「自分の評価」を気にして言わなかったり
  • 上」が言っているから逆らえない・仕方がない、で片付けようとしたり

すると、皆さんは部下としてどのように感じますか?
「なんだ、結局お前の保身のためか!」とか「自分のチームはどうなってもいいのか!」と感じますよね。

残念(2) 他責にする・逃げる

1つ目と似たような項目ですが、より一層、上司・部下の関係を悪化させることになります。

そもそも、マネージャーというのは、責任がつきものです。「責任」といっても難しく考える必要はなくて、要は「事態の大小にかかわらず、やらかしたときに代表して謝る」ということです。これが出来るか出来ないかはマネージャーにとって非常に重要なわけです。

たとえば、仕事であなたのチームが大きなミスをしたとします。当然、上司の部長からはこっぴどく叱られるわけですが、

  • 残念なマネージャーは
    「聞いてなかった」「〇〇さんが作った資料が」といった感じで、常に「他責・逃げ」から入ります。
  • 優秀なマネージャーは、
    「私の管理が甘かった」「私がちゃんと見れてなかった」といった感じで、常に「私」が主語になります。

そして、最終的に優秀なマネージャーは、あふれる当事者意識をもって自らが前面に出て事態の収拾にあたります

私はいつも、前者のような方を「小さいヤツ」、後者を「いいマネージャー」と言うようにしています。ちなみに私は、「私は聞いてない」という日本語を発するビジネスマンを絶対に信用しないことにしています。私のセブンルール?的なやつです(笑)

残念(3) 感謝や育成の観点がない

マネージャー(に限らずですが・・・)は、一人で仕事はできません。絶対にできません。常にチームや周囲のメンバーに支えられながら生きています。まずそれを認識できているかどうかが重要です。認識できていれば、自然と以下の2つの感覚・観点が生まれます。

  • いつも支えてくれるメンバーに感謝や賞賛をしてあげたい
  • メンバーがより一層成長するための手助けをしてあげたい

これが大事なんです。この感覚がない方は、いくら優秀でも最終的には部下から信頼されません。

一例を挙げると、私がよく見る「残念なケース」として、「プレイングマネージャー」という「厄介な」存在があります。

彼らの多くは、自分がトッププレーヤーであること(業務遂行スキルが豊かであること)を武器に、マネージャーに昇進しており、あまり感謝や賞賛の気持ちを自ら発信しません。なぜなら自分がトッププレーヤーだという自負があるからです。そして、メンバーに対して「自分ができるレベル」を要求します。育成の観点で「背伸び」を促すということではなく、「なぜできないのか?」という上から目線です。こういうマネージャーは「圧力」はあっても「信頼」はされません。私の思う「名選手、名監督にあらず」は、まさにこのようなケースです。

もちろん、トッププレーヤーでありながら感謝・育成の観点まで身につけた素晴らしいリーダーもたくさんいるわけで、そういった方々はさらに上を目指していく幹部候補生ということでしょう。

残念(4) ビジョンや夢がない

最後は少し求めるレベルが高いかもしれませんが、「プレーヤーではなくマネージャーである」とは、こういうことなんだと理解してもらいたいポイントになります。

繰り返しですが、マネージャーは自分のチームを率いています。メンバーはマネージャーに従う上で、常に「やりがい」とか「意義」を求めているものです。そのためには「ビジョン」や「夢」といったものが必ず必要になります。なぜなら、ビジョンや夢を実現するための「自分が果たす役割や意味づけ」こそが「やりがい・意義」だからです。

私の知る限り、「我々はこうなりたいんだ!」とリーダーが発信しているチームは何をやっても強い。逆に、それがないチームは、まとまりがなく、何をやっても結果の出せないチームになっています。


以上、残念なマネージャーの特徴を4つまとめました。あなたはいくつ当てはまりましたかね・・・?

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