「自己肯定感」と「鈍感力」が求められる理由と高める方法

あなたは「自己肯定感」とは何かわかりますか? 「鈍感力」とは何かわかりますか?

実はこれ、知らない人も多いですが、出世するためには非常に重要なスキルです。逆に言えば、出世する人間のほとんどがこの二つの要素を持っていると言っても過言ではありません。

今回はそれほどに重要な「自己肯定感」と「鈍感力」について、定義と高め方を学んでいきたいと思います。


「自己肯定感」とは何か?

自己肯定感とは、難しく表現すると「自らの価値や存在意義を積極的に肯定できる感情」、一言で言えば「自分に自信がある」ということです。

自己肯定感を持っている人は、他人と比べてといった感情ではなく、ありのままの自分という存在を好意的に受け止めることができるため、何事においても物事を前進させる強い力を発揮します。

特に強く表れる特徴としては、以下の3つが挙げられます。

自分に自信があり何事にも前向き

自分の考えに自信をもち、かつ物事を非常に肯定的(ポジティブ)に捉えることができるため、仕事をこなす上では何事にも前向きです。

例えば、仕事でミスをしても、自分を卑下するどころか、

「次はうまくいく、大丈夫!」

といったマインドセットが自然とできるため、周囲の目や評価に極端に振り回されることがありません。よって自然と振る舞いも堂々としたものになります。

当事者意識・主体性に溢れている

自分に自信がある人は、常に「自分」を主語にするため、物事を常に「自分ごと」として捉えることができます。何かトラブルがあっても「自分の責任」を明確にし、逃げることがありません。

また、ある意味で「心に余裕がある」ため、比較的相手の考えや意思に対しても寛容に受け止めることができます。

失敗を恐れない

自己肯定感の強い人は、「なんとかなる」の精神も旺盛です。マイナスの結果を生み出さないかとビクビクすることは一切なく、常に「新しいことへのチャレンジ」を試みようとします。

そして、失敗をしても、それをバネにして前に進むことができる強いハートを持ち合わせています。

「鈍感力」とは何か?

次に、鈍感力ですが、これは「自分に対するストレス要素を気にしない力」を指します。

鈍感力といえば「空気が読めない」などのマイナスイメージで語られるケースも多いわけですが、現代社会はストレスの連続です。ビジネスにおいても様々なストレスが我々を日々襲ってくる中で、それらのストレスを「気にも留めない」メンタリティーは非常に重要なスキルになってきます。

鈍感力を持つ方に強く表れる特徴としては、以下の3つが挙げられます。

ストレスに強い

前述のとおり、これこそ鈍感力そのものです。

ネガティブ思考にならない

自己肯定感で記載したポジティブ思考と似た特徴ですが、鈍感力がある人は、そもそも物事をあまりネガティブに考えません。なにせ、鈍感ですから。。。

失敗を失敗と捉えない

これも自己肯定感と似ていますが、失敗を恐れないというよりは、失敗を失敗と考えません。なにせ、鈍感ですから。。。

2つの要素が求められる理由

それでは「自己肯定感」と「鈍感力」がなぜ求められるのか?

理由はシンプルで、現在のビジネスにおいて一番必要なことは「変化」だからです

働き方、生き方、ビジネスモデル、世の中の動向、様々なものが多様化していく中においては、企業は常に新しいことにチャレンジし、自らを変化させていかなければ生き残っていけません。当然、企業としてはそれを実行できる人材を求め、高く評価するようになります。

ところが、、、こういった変化を生み出すためには、必要以上に苦労や失敗を伴いますし、何かと摩擦や軋轢が生じます。そしてこれらは全て「過度なストレス要因」となるわけです。

そういった中で確実に成果を出していくためには、「自信とチャレンジ精神とストレス耐性」を兼ね備えた存在が必要になる、というわけです。

自己肯定感と鈍感力を鍛える

最後に、これらの能力の鍛え方について触れますが、これは何か本を読んだり、日々そのために努力をして鍛えらえることではなく、

「自分をもっと好きになってあげる」

「自分なら大丈夫!と常に自己暗示をかけ続ける」

「変化を積極的に受け入れる」

というマインドの部分に働きかけることに尽きるのではないかと。

みなさんも、日々鏡に映る自分に、優しく話しかけてあげてくださいね。

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